【体験談】発達障害傾向のある息子を習い事で傷つけてしまった話。

習い事

次男は現在小学1年生。
幼稚園時代は週3で療育に通っていたので、それがほぼ習い事のような感覚でしたが小学生になった現在何も習い事をしていません。
次男がしたいことがあればなるべく習わせてあげたいですが・・・。

さて、本日は今まで我が家の少々凸凹兄弟がどんな習い事をしてきたのか、失敗談も含めご紹介。

たった4ヶ月で辞めたスイミング

我が子達が通っていた幼稚園ではスイミングの習い事をしている子がほとんどでした。
なぜならスイミングスクールのバスが園に迎えにきてくれて、園の終了時刻(帰りのバスの時間)までには園に送り届けてくれるからです。
しかも3カ所のスイミングスクールから選べます!

そんなわけで長男もスイミングスクールに通いだしたのですが、結局4ヵ月ほどで辞めてしまいました。
なぜなら、飛び込みができなかったから。
親が送り迎えする夏休み期間のこと。
飛び込みと言っても飛び込み台からではありません、低い所から全員腕に浮きをつけて浅いプールにチャポンと入るイメージ。
飛び込むというよりも降りるといった方が良いくらいの感じ。
今の私なら「そんなことべつに出来なくていいよ(*^▽^*)」と言ってあげられるのですが、当時飛び込めないのは息子だけ。
みんな楽しそうにちゃぽんと簡単に飛び込みます。
スイミングコーチが「あと〇〇君だけだよー、〇〇君が飛び込んだらみんなの大好きな滑り台を出しまーす!」なんて言うんです(*_*)
周りの幼稚園児は当然「〇〇君早く―!」「がんばれー!」「滑り台早くしたい!」などとみんなが声を上げます。
しかし息子は10分経っても飛び込めませんでした。
私は当時も可哀想と感じつつも、周りの保護者の方の目を気にして「〇〇頑張りなさーい!!」とガラス越しに言っていました。
これがその日だけでなく3週ほど続いた時、私は言ってしまったんです。
「なんで飛ばないの?みんないつも待ってるよ!出来ないのは〇〇くんだけだよ!」
どれだけ息子を傷つけてしまったでしょう・・・本当に後悔しています。
「だってどうしても怖いんだもん。」と言って涙を流した息子の顔を忘れられません。

この当時はまだ次男の診断が出るよりも前で、長男が発達障害の傾向があるとは全く気付いていませんでした。
今考えれば、あのちょっとした飛び込みでも長男にとってはとんでもなく恐怖を感じたにちがいありません。
泳ぎの練習は楽しそうに頑張っていたのに、なんであんな飛び込みなんかにこだわってしまったのでしょう。
息子のこと以上に周りからの見られ方を気にしてしまっていたと思います。
息子の気持ち以上に自分の見られ方を優先してしまったんです。
コーチに「今日も〇〇君は飛べませんでした、来週は頑張りましょう!みんな〇〇君が勇気を出してくれるのを待っています。」と言われるたびに「すみません。」と言っていた自分が情けないです。
「泳ぎとも関係ないことですし飛べなくてもかまいませんので、みんなで待ったり、無理に飛ばそうとするのはやめてください。」となぜ言えなかったのか・・・。
私の一生の後悔です(ノД`)・゜・。

結局私が息子を傷つけた翌翌週くらいに息子から辞めたいと言われ、スイミングは辞めてしまいました。
何でも楽しそうに取り組む長男が辞めたいと言うのですから、相当ショックだったのだと思います。
次男のことで発達障害の特性などを色々と勉強した後、長男に「あの時はごめんね、お母ちゃん酷いこと言っちゃったね。」と言ったら「別にいいよ!今ならきっと飛べるし、家族でプールに行く方が楽しいしね♪」と言ってくれました。
本当に私の子とは思えないくらい優しすぎます( ;∀;)

次男の時はパンフレットに『障害がある子は当スイミングスクールでは受け入れられません』という旨が書かれており、スイミングはさせませんでした。
長男のように「習いたい!」という主張もありませんでしたし、療育の日と重なっていたこともあり、スイミングは習いませんでした。

 

楽しんだ体育教室

長男は小さな頃から運動が苦手気味。
本人は楽しそうですし、努力家なので出来るようになることも多いのですが、体の使い方が上手くなく、体育の成績はよくありません。
お父ちゃんとボール遊びをするのが大好きですが、サッカーを習おうとはしません。
学校の休憩時間もみんなで仲良くサッカーをして遊んでいるのですが。
本人曰く「楽しいくらいが丁度よいから。」とのこと。
サッカーに限らずですが、運動の出来る子って自信に溢れている気がします。
怖いとかではなく、良い意味での気の強さを持っている子が多いと言いますか。
長男は優しすぎるのか気持ちの時点で押され負けてしまうそうです。

そんな長男ですが長く習った運動系の習い事があります。
それは体育教室
体操教室ではなく体育教室です。
運動がバリバリ出来る子が集まるのではなく、どちらかというと運動は苦手気味な子が多く習っていました。
学校の体育でやっていることを詳しくゆっくりと教えてくれるイメージです。
なので運動神経抜群の子達は物足りないと思います。
学校では1人ぜんぜん出来なかった縄跳びも体育教室でコツを教わり、家で私と二人で実践しているうちにかなり上手に跳べるようになりました(^^♪
やはりまったりとした雰囲気の子が多く、長男も馴染みやすかったようです。
勝負の時でも『絶対に勝つ!』とか『俺が活躍する!』等といった雰囲気は皆無でみんなのほほんと楽しんでいました。
長男は毎週とても楽しみにしていて、引っ越すギリギリまで習っていました。

次男にも良いかもと考えましたが、先生の指示が全く聞けず、他の子にも影響が出てしまったので諦めました。

 

無料サッカー教室

長男も次男もサッカークラブには入っていませんでしたが、市が行っている年間15回くらいの無料のサッカー教室には通っていました。
『サッカーのスキルを教えるのではなく、サッカーの面白さを感じてもらうための教室です』と市の広報誌に書いてあり、抽選で決まるのですが応募しました。
長男は2年生の時、次男は幼稚園年長時に通いました。

2年生にもなるとサッカーを習いたい子はもう始めている子が多いので、この市の教室にいるのは基本的に大人し目な子と言いますか、先ほどの体育教室と同じで少し運動が苦手な、長男と同じような子が多く、居心地が良かったのかとても楽しそうでした。
多くのお母さん方が「少しは体も動かしてほしくて、無料だしね( ̄▽ ̄)」とおっしゃっていました。

次男の場合はあまり先生の話が聞けず、試合中もしゃがんで砂に絵を描いたりして遊んでいることもしばしば。
年長児さんの中にはこれから本格的にサッカーを習う前のお試しで参加しました!みたいな明らかに上手なお子さんが多くいらっしゃったので、それはもうブーイングの嵐です(´Д`)
まぁ当たり前ですよね、集団競技で話を聞いていなくてオウンゴールしたり、謎の技名を叫びながら変なキックを頓珍漢な方向にしたり、試合中に絵を描いていたら腹が立って当然だと思います。
他の子に「ちゃんとしろよ!!」と注意されると、超繊細ボーイの次男はもうだめです。
泣いてベンチの私の元までやって来て、「もう帰る!〇〇は悪くないのに!」と言ってききません。
まぁ完全に次男が悪いと思いますが、次男のことは予め先生には相談済みだったので、そういう時は無理強いせず、気持ちが切り替わらない時は次男の希望通り帰るようにしていました。
しかし翌週「今日のサッカーはどうする?」ときくと「行く♡」と必ず言うので不思議です。
私から見るとサッカーを楽しんでいるようには見えないのですが、次男は毎回「俺サッカー上手いから、今日も大活躍してやるぜー!」なんて言うので戸惑ってしまいます。

1.次男が「俺サッカー上手いから、今日も大活躍してやるぜー!」などと大声で言う。
2.それを聞いたサッカーをちゃんと頑張っている子達が「いつもちゃんとやらないじゃん!」と怒り出す。
3.案の定次男が試合でふざける、または試合を放棄する。
4.他の子供達は怒り心頭。
5.次男が泣いて「酷いことを言われたと訴えてくる」
※次回また1から繰り返し

ほぼ毎回この流れなのです( ;∀;)
次男に怒ったりはしませんし、少しでも話を聞いていたりサッカーを頑張っていたらとにかく褒めましたが、さすがにチームの子達に申し訳ないので、どうしてみんなが怒っているのかは次男に伝えるようにしていました。
次男には集団スポーツは難しいかなと感じた1年でした。

ちなみに次男と同学年でもう一人発達障害のお子さんが通われていたのですが、その子はいつも遠くに行って石を積んだりして遊んでいました。
お母さんは「小学校入学に向けて集団行動に慣れてほしくて通っているんだけど・・・難しいね集団行動って。」とおっしゃっていて、お互いにいつも励ましあっていました。

 

その他

当ブログでもう何度か書ていますが、長男が一番長く続けた習い事は公文式でした。
公文式

本人の自信につながったようで、正にやっててよかった公文式です。
長男の公文についての詳細はコチラをご覧ください。

次男は結局幼稚園児で習ったのは上記の無料サッカー教室のみです。
しかし2歳の頃からずっと週3回療育にも通っていたので、沢山頑張ってきたと思います。

長期的に習ったのは以上ですが、市で行われる1日のサッカー教室やかけっこ教室など色々と参加しました。
本当に少しずつではありますが、次男も先生の話を聞けるようになってきていると感じます。
もちろん他の子をイライラさせてしまうことも多いのですが・・・、昔に比べたら長くじっと出来るようになったと思いますし👍

 

最後に

現在何も習い事をしていない小学1年生の次男ですが、何か次男にやりたいことがあるならば、なるべく挑戦させてあげたいなと思います。
お金の許す範囲でね(^ω^)
子どもの好きなこと、興味のあることを伸ばしてあげられたらいいなと思います。
長男は塾に通いたいというので、中学受験用集団塾に通い始めました。
本人も親も大変になりそうですが、子供の挑戦を応援したいと思います。

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