次男が自閉スペクトラム症と診断されたのは2歳の時。
その際きかれた質問項目や本で調べた情報が、なんだか長男にとっても当てはまるんですけど!?
今回は我が家のうっかり大王長男についてまとめてみました。
違和感を感じた時
次男が病院で診断された際に『あてはまる項目に印をつけて下さい』といったアンケートに答えた覚えがあるのですが、どの項目もどちらかというと次男よりも長男が当てはまることが多いと気が付きました。
次男が診断を受けた後も、本や療育などで得た知識にいつも長男が当てはまるな~と感じていました。
しかし長男は今までの健診で1度も指摘されたことも無ければ、幼稚園から何か言われたこともありませんでした。
長男の成長を振り返ってみると・・・
母子手帳で「〇〇が出来る」にはい・いいえで答える項目などは遅れたことは1度もありませんでした。
しかしいざ振り返ってみると、気になった点がこちら↓
・やたらとつま先立ちで歩く
次男もそうだったのですが小さい頃はやたらとつま先立ちで歩いていました。
色々な人に「長男君すごいつま先立ちだね!」とか「バレエ習わせたら(^^)?」なんて言われていました。
・次男と同様に抱っこをすると反り返っていた。
長男もいつも反り返っていて、抱っこをしても完全に眠るまで絶対に親にもたれませんでした。
おかげで次男の時もそれが普通だと感じていたくらいです。
・毎日歩くコースにこだわりがある。
長男は幼稚園に入園するまで、1日中出かけているタイプで、公園やら図書館などとにかく早朝から夕方まで家に戻らない生活だったのですが、『ここを通る時はこのマンホールをジャンプする』とか『ここのポスターの数字を読み上げる』とか『この公園に行ったら必ずあの公園にもよる』みたいな曲げられないこだわりがあって、1つでもぬかすとわざわざ道を戻ってそれを行わないと気がすまない!みたいな子でした。
当時私は初めての子育て、子供って面倒くさいこだわりがあるのね~くらいにしか感じていませんでした。
・お喋りが止まらない
2歳になっても発語0だった次男とは逆に長男はかなり早くから喋ることが出来ました。
そしてとーーーーーってもお喋り。
もう会話というより1人でずっとしゃべり続けていて、私がたまに相槌するくらいのレベルです。
小さい頃は乗り物について知っていることを永遠と話しているというか、それでも私はお喋りな子だな~くらいしか感じていなかったのですが。
長男が次男の療育についてきた時のこと、私と長男が話している様子を見た先生に「お母さん、長男君って少し傾向があったりしない?」と尋ねられました。
なぜかときいたら、やはり喋る様子が気になったそうです。
園でお友達に延々とウルトラマンの話をするので、お友達に「もうその話やめて。」と言われたって寂しそうにい言ってきたこともありました。
・賑やかなところでボーっとしがち
家では普通に食べられるのに、幼稚園の給食だけ食べるのが異常に遅く、いつも飛びぬけて最後でした。
園の先生曰く、苦手なものが食べられないとかではなく、いつもボーっとしているそうで・・・私もそれを聞いた時はなぜ( ゚Д゚)?って感じだったのですが、今思えば頭の中がぐちゃぐちゃになっていたのかなと。
・ロッカーやお道具箱がぐちゃぐちゃ
幼稚園生だから~なんてレベルでなく、いつもクラスで一人だけ異様にロッカーやお道具箱がぐちゃぐちゃでした。
お道具箱の中にあるはずの物がすぐなくなるし、お道具箱の中にしまわず、ハサミやノリ、クレヨン(しかもケースに入れずに中身だけ)をそのままロッカーに投げ込んであるので、汚いのなんのって。
・忘れ物が絶えない
準備は私が確認出来るのですが、問題は幼稚園から持ってかえってこないこと。
幼稚園バスを利用していたのに、週の半分以上、水筒やお箸セットを取りに幼稚園へ行っていました。
今考えるとネットや本に書かれている特性に当てはまることが多いのですが、当時長男の子育てにおいて、次男の時のように不安になったり心配になった覚えが無いんですよね。
違いは何でしょう?
長男はコミュニケーションが問題なくとれたし、いつでもどこでも楽しそうだったからかな?
精神の安定が凄いというか、どこへ行っても『長男君って本当に良い子だよね。』と言わるくらい、誰に対しても優しい子だったからでしょうか。
結局病院へ行かなかったわけ
結論から言いますと、長男は現在も診断を受けていません。
グレーゾーンだったとかではなく病院へも連れて行っていないですし、療育にも通っていません。
勿論迷ったのですが、どうにか長男が長男自身で苦手なこともカバーしていけそうだと感じたからです。
もしかしたら発達障害かもと思った時に、もう長男が小学生になっていたことも大きいです。
児童発達支援に通える歳だったら、もしかしたら病院などに相談に行ったかもしれません。
結局障害があるかどうかというよりも、本人がどのくらい困っているか、そしていつか社会に出て自分の力で頑張ることが出来るのか、それが大切かなと考えました。
長男の困り度や長男の成長を見て、このままやっていこうという結論になりました。
この先大きくなって、いつかこの決定を後悔する日がこないとも言いきれませんが、現状楽しく小学校にも通っています(*^▽^*)
とはいえ、困っていることも勿論まだまだあります↓
長男の現状
現在小学4年生の長男。
副教科は少々苦手な部分もありますが、お勉強は良く出来ています。
お友達ともよく遊んで、とても楽しそうです。
先生に学校での様子をたずねても、

何の問題もありません、生活面もお勉強もバッチリです!
というお返事をいただけました。
しかし、

ただ整理整頓が少し苦手みたいですね。
とも言われました。
ですよね~( ̄▽ ̄)
長男の現状をまとめてみると↓
・整理整頓が苦手
机の中もランドセルの中も、いつもぐっちゃぐちゃ。
プリントがしわくちゃは当たり前、鉛筆をなぜか筆箱に入れずそのままランドセルに入れてしまうため、ランドセルがすぐ汚れる。
ただし本人も自覚があるので、少しづつですが改善しようと努力が見えます。
・落とし物、失くし物、忘れ物が多い
机の上が整理整頓されていないため、筆記用具をよく落とします。
名前も書いてあるのに鉛筆も消しゴムもよく失くします。
1年生の頃は宿題を持って帰ってくるのを頻繁に忘れて、放課後取りに行くのが日常でした。
4年生になった今は、だいぶ頻度が減った印象です。
本人も帰って1番に宿題が入っているか確認するくらいには自覚が出てきて、努力も感じます!
・うっかりが多い
答えは全て正解でも名前を書き忘れたり、ノートがよく数ページとんでいてもったいないことが多いです。
・給食は早く食べられるようになった
1年生の頃はやはり給食時間にボーっとして、いつも間に合わなかったようですが、現在は余程苦手なメニューでない限り時間内に食べ終わることが出来るようになりました!
・お喋りですが・・・
相変わらずお喋りではありますが、幼稚園生の頃のようにずーーーーっと自分が話したいことだけ喋るということはなくなりました。
相手が聞く気がなさそうとか、嫌そうとかが少しずつわかってきたようです。
むしろ人の話もちゃんと聞けるようになりました(*^▽^*)
・こだわりがなくなった
必ずこの道を通らなくちゃダメ!みたいな小さい頃のこだわりがいつの間にか消えていました。
感覚的には幼稚園に通いだして少しづつ減っていった気がします。
もちろんまだまだ困りごともありますし、この先も出てくる可能性はありますが、少しづつ彼なりの成長が見えて嬉しいです。
療育には通っていないけれど子育て広場へ毎日通う
上記のように検査を受けたことが無いため受給者証も持っていない長男ですが、今思えば療育のようなことを色々とやらせていたなと思います。
未就学児だけ利用できる子育て広場という市が開いている場所がありまして、そこにはいつも先生が1~2人ほどいらっしゃるのですが、入園するまでは平日は毎日、幼稚園に通いだしても長期休みなど、そのような場へ通っていました。
どうせ朝早くから公園へ行き、夕方まで家に戻らない生活でしたので、私としてもゆっくり座って他のお母さんとも交流出来る貴重な時間。
長男は手先が不器用そうだったので、ボタンをはめたり外したり、チャックを上げたり下げたりする手作りのオモチャで積極的に遊ばせていました。
糸通しのオモチャなどもよく遊んだっけ。
今思えば、どれも次男が現在療育で行っているようなことなので、長男のためになっていたのなら嬉しいです。
子供広場では毎日読み聞かせの時間、手遊びの時間、お片付けの時間が決まってます。
短い時間だけでもじっと座る練習や人の真似をする練習になったと思いますし、片付けの時間に気持ちを切り替えることも最初は難しかったけれど、だんだん出来るようになりました。
いつも誰よりも早く行き、最後のお片付けの時間まで必ずいるので最早幼稚園のようでしたし、先生方にもとても可愛がっていただきました!
まぁこれもこの時間はここ!という長男のこだわりの一つだったのかもしれませんが。
この先は誰にもわからない
現在ではすっかり歴史オタクの長男。
次男にも優しい良いお兄ちゃん。
次男が今よりもっと小さい時は私の頭は次男のことでいっぱいで、ちゃんと長男を見てた自信がありません。
長男だって日々苦手なことと戦っていたであろうに・・・本当に反省しています。
長男と次男、それぞれ得意なことも苦手なことも異なるので、サポートの仕方を変えつつも、2人にとって家は安心できる場所であるよう、私も今後も努力したいと思います。
とか言ってすぐ怒っちゃうんですけどね(´Д`)
だって長男はすぐボーっとするし、次男は返事しないので聞いているのかいないのか・・・。
それでも『褒めて伸ばす!』を意識していきたいと思います!!
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