辞めてから見えてきた公文式の4つの弊害~中学受験では困る公文の癖~

公文式 習い事

息子は4歳の時から5年間公文式にお世話になりました。
以前の記事にも書いた通り、公文に通って良かったと思うことが沢山あります。
しかし現在、息子は中学受験にむけて勉強中。
通っている時にはわからなかった、公文式の弊害が大きくわけて4つ見えてきました。

①途中式を書けない

公文式はとにかく計算力を鍛え、テストの際はスピードも大切です。
途中式を書くと遅くなるからなのか、暗算でどんどん解いていきます。
時間内に多くの問題をこなし、答えがあっていることが大切。
途中式は全く重視されません。

しかし中学受験など、これからの学習は途中式命!
なぜなら答えが合っていなくとも途中式が合っていれば部分点を貰えるからです。
息子が中学受験をしたいと言い出した時から、「途中式を書こう!」と何度も言ってきたのですが、どうやっても途中式を書いてくれません(´Д`)

息子の主張はコチラ↓

長男
長男

だって暗算で出来るし、書くのが面倒くさいんだもん。

暗算が正答率100%ならまだ良いのですが、決してそんなことはなく結構な頻度で間違います(=_=)
途中式があれば見直しでも役立つはずなのですが、「公文では困らなかった」と主張し、全然書いてくれません。
公文のテストだとあくまで進度順位が出るだけ。
「誰かと競争してみたい!」と言っていた息子ですが、ライバルと1点を争うという想像がまだあまりついていないようです。

問題を見た時にまず手を動かしてほしいのですが、息子の場合は頭の中で計算してから手を動かしてしまう。
しかも途中式は書かない。
なんなら答えしか書かないこともあります。
せっかく一生懸命考えているのに、これではカンニングを疑われてもおかしくありません。
公文でついてしまったこの癖はなるべく早く直さないとマズそうです(´Д`)

 

②宿題はやったら終わり

中学受験用の塾と公文で大きく異なるのは毎回テストがあるところだと思います。
今までの公文は宿題が出されて、家で解き、公文の教室で提出して終了。
先生が採点してくださり、間違いを直します。
我が家の場合は親が答え合わせもしていましたが、とにかく反復練習なので何度も何度もわかるようになるまで同じような宿題を解いて、何週かかけて少しずつ理解していきます。

塾の場合は宿題=理解してくる・覚えてくる
もちろんわからなければ塾で先生に確認して考え直しということもありますが、基本的に宿題の範囲の小テストが毎回あるため、宿題を終わらせるだけでなく理解していかないとテストで良い点はとれないでしょう。
漢字も同じです。
宿題の範囲を書いて終わりではなく、完全に覚えていかなければ小テストで書くことができません。
本来学校の宿題も公文式の宿題もそれが理想だとは思いますが、たった1回の宿題で覚えてくる・理解してくるというのは本人の努力をかなり要します。
そういった点では塾よりも公文や学校は優しい環境(*^^*)

 

③字が雑

先ほども書きましたが公文式では時間が大切です。
とにかく早く解くことが求められます。
そのためか息子の字はとにかく雑です!
字の綺麗・汚いは個人差があると思いますが、急ぐためとにかく雑なのです。
汚いにしても、もう少し丁寧に書かなければ、塾や受験では点を貰えない可能性もあります。
しかも数字が雑すぎて、自分で0と6を間違える始末(゚д゚)!
見直しの際に自分で間違えたらどうするの?と思うのですが、公文に慣れてしまっていたため、イマイチ見直しの大切さも理解できていません。

入塾テストは国・算あわせて1時間だったのですが、20分ほど時間が余り、そのまま提出したらしい。
そして結果は計算ミスなど惜しい間違いだらけ( 一一)
どうやら息子の中で早い=素晴らしいとなっているらしい。
スピードも大切ですが、正確性も大切だと気づけないとこの先が大変そうです(=_=)

 

④思考力が問われる問題が苦手

公文は基本的には計算力。
しかし中学受験は計算力だけでは太刀打ちできません。
思考力が問われる問題を頑張れるか頑張れないか、その差は大きいと思います。
慣れていないので解けないのは仕方が無いのですが、公文の計算のようにパッと答えが出る快感が無いため、なかなか一人で考えようとしません。
すぐに「なにこれわからん( ゚Д゚)」となってしまいます。
しかも頭の中で答えを出す癖が抜けないため、手を動かさない。
途中式や図を書きながら整理していけば、ひらめくかもしれないのですが、なかなかその段階まで行けない模様。
少しずつ考える&手を動かす癖をつけてくれますように(>_<)

 

最後に

公文式の弊害をいろいろと書きましたが、私は公文式はやはり習わせて良かったと思っています
その理由はこちらの記事を見ていただければわかるように、公文で得たものもとても多いからです。
何より息子自身が公文を気に入って頑張っていましたし、息子が『誰かと競争してみたい!』とか『中学受験がしてみたい』などと考えたのは、公文のお陰だと思います。
公文の月謝だけでもヒーヒー言っていた我が家が果たしてこの先も塾代を捻出できるのか不安で仕方ありませんが、国立や市立のみ受験するという約束の元、息子の頑張りたいという気持ちを応援したいと思います!

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