子どもの『好き』を一緒に楽しもう②!~歴史オタク長男編~

子育ての記録

子供の好きなことって伸ばしてあげたいけれど、子供の『好き』に付き合うのって大変。
そこで私は子供の好きなことをなるべく一緒になって楽しもう!と決めています。
どうしてそうなったのかは先日生き物大好き次男編で書きましたが、本日は長男編!

子供が歴史好きになったきっかけ

今ではすっかり歴史オタクと化した長男(10歳)。
もっと小さなころは電車・車・恐竜・ウルトラマンなどにハマってきましたが、歴史を好きになったきっかけは何だったのか?
それはNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人でした。
この大河ドラマが始まったのは2022年1月、当時長男は7歳でした。
正直私は歴史は全く詳しくありませんが、親が昔から大河ドラマを見ていたので、私もなんとなく夫と一緒に大河ドラマを見ていたのです。
明智光秀の『麒麟がくる』とか渋沢栄一の『晴天を衝け』など個人的に楽しいと感じる作品が続いていたことと、次期大河ドラマが三谷幸喜監督の作品と知り、もしかしたら子供も見やすいかもと思い、長男に「一緒に見てみる?」と声をかけてみました。
最初はなんだか『大人と同じものを見ている自分すごい!』くらいの感覚で見ていたと思いますが、気が付けば誰よりも次週を楽しみにしているは長男になっていました。
どうやら戦ってばかりの鎌倉時代という時代背景や三谷監督らしい笑えるシーンが彼にとってハマるポイントだったようです。
勿論セリフも難しいので、難しいシーンは夫や私が「今のは〇〇ってことだよ。」と息子に説明していました。

ウッキウキで大河ドラマ館に行く長男とわけもわからず付き合わされる次男(笑)

長男はもともと読書好き。
源頼朝や北条義時についての漫画や本を図書館や図書室で読み漁ったらしく、5月頃には大河ドラマのこの先の展開も家族の誰よりも詳しくなっていました。

 

歴史本や歴史漫画

私は子供の頃読書が嫌いで、小学校の読書の時間もマザーテレサとかナイチンゲールなど漫画の伝記ばかり読んでいましたが、学ぶ気が無いからなのか全く歴史を理解していません。
しかし現在は歴史の本や漫画が凄いですね!
とても幅広く、子供でも楽しめそうなものが沢山出ています。

長男はとりあえず図書館で日本の歴史漫画を制覇しました。
日本の歴史漫画だけでも何種類もあって、最初は漢字も読めませんし、漫画にもそれほど慣れていなかったからか、頼まれて私が読んであげていました。
でも私は読んでも全く覚えられないのに、子供の記憶力は素晴らしい!
自分で一人で読めるようになると更に詳しくなっていき、漫画だけでなく小説も沢山読み始め、完全なる歴史オタクが出来上がりました。

最近では世界史にも詳しくなりつつあります。
近現代史も読んで、現在のニュースで流れる出来事にも繋がっていることを理解しているあたりで、もう長男の前で下手なことは言えないなと感じています。
「お母ちゃん、歴史を知らないの?」とか言って呆れられそう(´Д`)

長男の本棚は歴史本だらけ↓

事典は何度も読み返し、学校の自学にも役立っているようです。


↑上に写っている小前亮先生の作品は歴史ものが多く、長男が大好きな作家さんの一人です。
真田十勇士や新選組、服部半蔵など長男が好きな人物の物語を多く書かれています。
この先生のお話で三国志の面白さにも気が付いたとのこと(^^♪

 

歴史好きとのお出かけ

長男が歴史に詳しくなってから、どこの歴史的場所に行ってもわかりやすく解説してくれるので助かります♪
歴史を知らなければ地味な城だな・・・の感想で終わる場所でも、長男がいるとそこが歴史的にいかに重要な場所だったとか、面白そうに語ってくれます。
私は今までお城やお寺などに行っても、誰に所縁のある場所なのかなどもサラッとしか読まず、写真撮って楽しんだし帰ろう!という少々恥ずかしい大人でしたが、最近はしっかりと説明を読んで、知らない人物が出てきたら長男に教えてもらっています。
私にとって歴史といえば、この戦はどこで誰がとか、この戦は何年に起こったとか、ただ暗記しているだけでした。
しかし長男は最初からの歴史の流れがしっかりと頭に入っていて、なぜそうなったのかとか、教科書で学ぶこと以外までよく知っているため、本当に楽しそうに語ってくれますし、歴史ってこのように学ばなきゃいけなかったんだなと思わされる日々です。

 

歴史好きのメリット

長男が歴史好きになり、歴史に詳しくなること以外にもメリットが沢山ありました。

・地理に強くなる
もともとパズルで都道府県の場所は覚えていたようですが、歴史と共に学ぶことによって完全に頭にインプットされたようです。
戦が起こった場所を覚えたり、〇〇藩から行軍して〇〇藩まで行ったんだ!などを学ぶ際に頭に地図を思い浮かべるようです。
最近は世界史とともに世界地図も覚え途中の模様。

・どこに出かけても楽しい
先ほども少し書きましたが、ちょっとした歴史スポットでもかなり楽しめるので、行く場所に困りません。
まぁ付き合わされる次男はお気の毒ですが・・・生き物を探しながら付き合ってくれます。
私も自分自身が古墳や聞いたことも無いお城を楽しめるようになるとは思いませんでした。

・読書の幅が広がる
もともと読書家の長男。
しかし、歴史に興味を持つようになり読む本の幅も広がりました。
朝鮮通信使の本とか、以前なら絶対に手に取っていないでしょうから(笑)

・漢字に強くなる
書けるかはわかりませんが、習っていない漢字でも読める字が沢山あります。
歴史本には沢山の漢字が出てくるようで、武将の〇〇の字だから!とか昔の地名で出てきた!とよく言っています。

・夏休みの研究テーマや自主学習のテーマに困らない
夏休みの自由研究に伊能忠敬と同じ方法で測量してみたり、毎週宿題にだされる自学でも新しくお札になる人物を調べてみたりなど、テーマに困りません。

・様々な価値観や宗教観などがあることを知る
小学校生活だけでは然程感じないかもしれませんが、歴史を学ぶと世の中には色々な価値観・考えを持った人がいるということをよく理解しているように思います。
そのうえで歴史上でどんな失敗を繰り返してきたのかを知り、なぜ今こんなに多様性が叫ばれているのかなどを考えている長男には本当に驚かされました。

 

親子で一緒に楽しむ

次男ほど親が一緒に楽しまなくとも、もう小学生は好きなことはどんどん一人でも楽しむようになりますが、それでも度々長男に歴史クイズを出されるので、私も長男が図書館で借りた本などを読んで少しずつ勉強中です。
長男ほどの情熱は持てるとは思えませんし、あ~そんなこと習ったなと思いだす程度ですが( ̄▽ ̄)

それでも息子と一緒に大河ドラマ『どうする家康』の感想を言い合うのは楽しかったですし、教科書には絶対に載っていないような地元の歴史人物にも息子と一緒に詳しくなりました。
ママ友の中ではこの辺りの歴史には1番詳しいかも!と思ってみたり。
親が楽しまないと子供も楽しめないなんて思っていましたが、歴史に関してはむしろ、私が長男に面白さを教えてもらったかもしれませんね。
でもだからこそ、一緒に楽しんでくれる人がいると何かをより好きになる!ということがよくわかります。


長男のこの歴史ブームもいつかは終わってしまうかもしれませんが、歴史から学んだ多くのことが彼にとっては必ず役立つ日が来ると思います(*^▽^*)
次はいったい何を好きになるのかな?
子供の好きなことに全力で付き合える時間はあとどのくらい残されているでしょう。
「お母ちゃん!お母ちゃん!!」と無邪気に声をかけてくれるうちに、一緒に楽しみたいと思います。

 

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