運動が苦手で恐怖心強めの凸凹兄弟、鉄棒を頑張った話。

発達障害・発達凸凹

我が家の子供達は運動がどちらかとういうと苦手です。
特性もあるのか小さなころから人一倍恐怖心が強く、なんでも怖いと言って挑戦すらしませんでした。
公園へ行ってもほとんどの遊具が怖い。
そんな子供達の変化や成長をご紹介します。

 

幼稚園児だった頃の長男・次男

我が子達が通っていた幼稚園はとてものびのびと自由な方針で、だからこそ二人とも楽しく通うことが出来たと思います。
幼稚園には本当にお世話になって言葉では表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいなのですが、1つだけ困ったことが・・・。
それは精神面にはとても良いけれど、運動も勉強も伸びないこと。

嫌なことは無理強いさせず、出来ることを褒めてくれる!
凸凹兄弟達には最高の環境でしたが、そうすると自分から積極的に運動する子でない限り鉄棒や縄跳びもやる機会無し。
それでも同じ幼稚園に通っている子達は、年長さんになれば縄跳びの前跳びはほとんどの子が出来たし、鉄棒も「前回りくらいなら自然と出来るようになっていた。」と他の保護者さん達に言われて驚き( ゚Д゚)
じゃあうちの子も出来るのでは?と思ってやらせてみても全く出来ませんでした・・・。

そもそも我が家の子達は2人とも運動が苦手。
習い事で傷つけてしまった話の記事でも書いたのですが、とにかく恐怖心が凄い。
何をやるにも恐怖心が邪魔をして、挑戦に至らないことが多いです。
そして体の動かし方もとても不器用。

それなら「運動なんて出来なくてもいいよ☆」と笑い飛ばしてあげれば良いのでしょうが、そうもいきません。
なぜなら我が子達はこんな性格だからです↓

長男:出来ないことを知られるのは恥ずかしい。
長男は失敗や出来ないことを恥ずかしがるタイプ。
自分だけでなく、アニメや本の中で誰かが失敗したり、しらけるシーンは顔を伏せてしまうほど。
だからこそ努力はするけれど、恐怖心もあり、上手くいかない。

次男:出来ないと傷つく。
出来ないことや負けることに以上に傷つくタイプ。
長男と同じようで少し違います。
しかも出来ないと判断するのが恐ろしく早く、出来ないからもうやらない!となります。
そして出来る子達がそばにいると「酷い~!」と泣き出します(注:周りの子達は全く酷くない)。

 

 

前回りより逆上がり、長男

努力タイプの長男。

長男
長男

僕意外みんな鉄棒出来るみたいだから僕も頑張りたい。

と年長の終わり頃に言ってきたので、それなら練習しようと公園へ。
ところが前回りの最初の段階、鉄棒を持ってジャンプして回るところ。
鉄棒に向かってジャンプするのが怖いらしい。
「大丈夫だよ、怖くないよ?お母ちゃんが回してあげようか?」と前回りをさせたところ、「ギャー怖いーーーー!!!」と叫びまくる。

私

じゃあやめとく?別にそのうち出来るようになるかもしれないし。

長男
長男

それも嫌!!

とまぁいつもの流れになったので、YOUTUBEで教え方を見てみたり、息子と一緒に見てみたりといろいろ試行錯誤したのですが、どうしても怖いとのこと。
長男が大きい声で叫ぶので、周りの保護者さんからの目線も気になるし、こちらも怒ってはダメとわかっていてもイライラしてきます。

私

いったいどうしたいの?

追い詰めるような言い方は絶対に良くないのですが、私も周りに見られて恥ずかしいしイライラするしで、強い聞き方になってしまいました。

長男
長男

怖くない回り方がしたい。

当時の私は鉄棒の最初の段階=前回りだと思い込んでいたのですが、確かに前回りが怖いなら他の回り方を試すしかありません。
そして息子が選んだのはなんと逆上がり

今まで偉そうに書いてきましたが、私、運動が大の苦手です。
逆上がりなんて、補助の台?無しで出来た記憶がありません。
確かに恥ずかしかったけど、そこで馬鹿にしてくるような子には〇〇で勝ってやる!とその子に勝てそうな何かを探して、自分の心の中だけの精神勝利で満足していました。
そんな私に比べて長男は偉い!
生きにくい性格をしているなと心配にもなりますが、出来る道を必死で探すなんて素晴らしいなと思います👏✨

そんなわけで逆上がりの練習が始まりました。
勿論、逆上がりならすぐ出来た!なんて奇跡はありません。
今時鉄棒がある公園じたいが少ないので、鉄棒がある公園を探し、YOUTUBEで学び、夫にアドバイスを貰い、出来ないくせに偉そうな私に怒られつつも、諦めず2週間ほど練習したところ、なんと!
幼稚園年長にして逆上がりが出来るようになりました!!


『とにかく体を鉄棒にくっつける』、それさえ意識をすれば、子供は体重が軽いため腕力や腹筋が然程なくても出来るのだとか♪

この時の長男の嬉しそうな様子、忘れられません。
1つ1つ努力して成功体験を積み重ねていく長男は本当に凄いなと感動しました!

ちなみにこの成功の後くらいから、長男は少しずつ運動に積極的になっていきます。
習い事の体育教室の影響や、夫とのボール遊びが大好きな影響も大きいと思います。
体育の成績が良いとまでは言えませんが、運動が楽しめているなんて素晴らしいじゃないですか(*^▽^*)

その後、鉄棒自体に恐怖心がなくなったのか、前回りも簡単に出来るようになりました。
小学4年生になった現在では、かなり大きな鉄棒でも簡単に逆上がりが出来ます!
長男を見ていると、努力や自信って大切だなと感じます。

 

前回りに挑戦、次男

先ほども書いたように、次男は長男以上に教えるのが大変です。
出来ないのは嫌だし恥ずかしいという思いが人一倍強そうなのに、努力もしない!
ならいっそ「運動なんて必要ありませんよね?」って言えるメンタルを鍛えてくれたらよいのですが、そうもいかないらしい。

次男も長男と同じく、幼稚園年長のころ周りの子達がみんな前回りが出来ると知ったらしく伝えてきました。

次男
次男

お母ちゃん!みんな鉄棒出来るらしいぞ!

私

そうなんだね、じゃあ次男君も練習してみる?

次男
次男

怖いからしない。

潔い返事でした(笑)
本当にこんな感じのキリッとした顔で答えていました( ̄▽ ̄)

しかしお友達が鉄棒で遊んでいると「〇〇君だけ出来てずるい~!」と泣いたそうです。
何でやねん!!
次男はずるいが口癖なのです。
勿論お友達は何もずるくありません。

そんなわけで長男が昔練習した公園へ連れて行ったのですが、やはり怖いらしい。
では長男の時のように逆上がりを提案してみましたが、やっぱりやろうとはせず。
まぁいっかと放っておいたのですが、次男が1年生になる春に引越しが決定。

引越し先は良いことかどうかは微妙ですが昔のままの遊具が多く、鉄棒が残っている公園だらけ。
すると以前の公園では見かけなかったような、かなり低い鉄棒を発見!

私

これなら最初にジャンプしなくても良いんじゃない?やってみる?

と声をかけたところ素直に挑戦してくれました。
そして簡単に前回り成功!!
本当に最初のジャンプが怖かっただけだったんですね。
前回りが出来て、次男大喜び!

次男
次男

俺凄いでしょ?

と聞いてきたので、とにかく沢山褒めました!
出来たことだけでなく挑戦を褒めました!
この成功体験で少しずつ挑戦することも覚えて欲しいなと母は願います。

そしてやはり鉄棒の恐怖心が薄れたようで、その後ジャンプをしないと前回りが出来ない鉄棒でも出来るようになりました👏✨
凄いぞ次男!!
ついに1年生になったので、学校の体育の授業などかなり心配ではありますが、次男のペースで成長していけたらよいなと思います。

 

最後に

ついつい人よりも出来ないことや苦手なことに目が行きがちですが、息子たちは息子たちなりに成長していて、頑張っているとも思います。
好きなことは伸ばしてあげたいですし、苦手なことでも挑戦したいという意思があるものは応援してあげられる母でありたいです。
苦手なことなんてあって当たり前で、できなくてもいいじゃん☆って思えたら良いんですけどね。
そう思えないのは子供達の性格なのか、私を含む周りや社会が無意識のうちにそうさせてしまっているのでしょうか?
挑戦は素晴らしいですけどね(*^▽^*)
みんなが生きやすい世の中になれば良いなと願っています。

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