子供が好きなこと、興味があることって、出来ることなら伸ばしてあげたいって思いますよね。
次男の場合それが『生き物』でした。
と言っても、我が家は賃貸、ペットは飼えませんし、動物園・水族館は遠い&高い。
しかし現在小学1年生の次男、かなり生き物に詳しいです!!
長男編はまたいずれ書きますが、私なりの子供の好きなことへの付き合い方を書いてみようと思います。
※様々な生き物の写真を載せています、苦手な方はご注意ください。
子供の『好き』を大人も一緒に楽しむ
私は子供の好きなことはなるべく一緒になって楽しもう!と決めています。
なぜなら↓
・長男を育てる過程で、子供は親も一緒になって楽しんだほうが喜ぶとわかっていた。
・親も一緒になって楽しむことで、子供の『好き』が『大好き』になっていくなと長男の時に感じていた。
・どうせ子供に好きなことについて延々と語られるなら、自分が全く知らず興味のないことよりも、自分も興味のあることの方が子供の喜ぶリアクションを返せると思うから。
です。
生返事で「へ~そうなんだ~凄いね。」を続けるのは正直苦しい。
子供に「お母ちゃんきいてる?」としつこく聞かれたら「だって私、その話全く興味ないんだもん!!」と言いたくなります。
しかしそんなことを言ったら傷つけること間違いなし!
そこでそんな事態を避けるべく、出来る限り子供の好きなことを好きなものを一緒に楽しむと決めています。
絶対に無理なこともありますから、出来るだけね。
長男のお陰で私は電車・働く車・恐竜・歴代ウルトラマンについてかなり詳しくなったと思います。
次男の場合、それが生き物だったのです。
子供の『好き』を見つける
なぜ次男が生き物が好きだと私や夫が思ったのか。
1人で何分でも蟻やダンゴムシを観察していたというのもありますが、絵本で生き物が出てくるものはどれもとても喜んできいていたためです。
まだ喋れない頃から、生き物の絵を指さして何かを訴えていました。
テレビもアンパンマンでさえ興味のない内から生き物の映像だけはじっと見つめていました。
おかあさんといっしょも好きなのは生き物の映像がながれる10秒くらいのコーナーのみという感じでしたね。
それが可愛いワンちゃんネコちゃんだけでなく昆虫類や爬虫類などの映像でも興味津々の様子でした。
生き物との触れ合い、観察
子供の好きに付き合うと言ってもどうすれば良いのか。
私も動物園や水族館は大好きですが、そんなに頻繁に行けるほどお金もなければ近くもありません。
賃貸なのでワンちゃんネコちゃんもNG。
となると身近な生き物しかない!ということで、どこに遊びに行っても次男と生き物を探しています。
例えば↓
生き物を探すために雨上がりに散歩して、カタツムリやカエルを見つけたり♪
夏は全力で虫取り!
バッタ・チョウチョウ・セミ・トンボ・カマキリ・カミキリムシなど。
正直私は蝶と蜻蛉以外1人だったら悲鳴を上げていると思いますが、次男が嬉しそうに見せてくれるので二人で一緒に観察します。
次男が幼稚園や小学校から謎の幼虫を持ち帰ってきても「気持ち悪っ(;゚Д゚)」なんて決して心の声を出してはいけません。
一緒に図鑑を見て何の幼虫なのか推測しました。
カエルを捕まえてみたり。
可愛い鴨さんにそーっと近づいてみたり。
派手なのはオスとメスどちらなのかを一緒に調べたり。
蛇に出会ったら、距離を取りつつ、本当にうねうねと進むんだねと確認しあったり。
水辺の生き物だって触れ合えます。
カニを捕まえて、歩き方を観察したら逃がしたり、
ムッツゴロウの背びれは大きさに一緒に驚いたり!
釣りにも行きます。
釣って観察して調理して食べる!
子供と一緒だと一つ一つのことを本当に楽しむことが出来ます(*^▽^*)
たぶん子供達がいなかったら「スーパーで買ったほうが安全で美味しいし!」としか思わなかったと思います。
飼育
賃貸でも飼える生き物はいます。
例えばカブトムシ。
幼虫の頃から育てました。
次男を除いて、私や長男は幼虫を初めて見た時は正直気持ち悪いやら怖いやら(´Д`)
ところがずっとお世話している内に可愛く見えてくるから不思議です。
成虫になって出てきた時の喜びは凄いです!
メスよりもオスの方がずっと活発だったり、夜行性で夜に賑やかだったりと、実際に飼ってみて初めてわかることが多くありました。
オタマジャクシを近所で捕まえてきて飼育してみました。
図書館で飼育方法を調べたりして、子供達も毎日「まだカエルにならないかな~。」と一生懸命お世話しましたが、何匹かのオタマジャクシがカエルになるまで成長出来ないまま死んでしまいました。
長男は泣きながら庭のお墓に埋め、次男は涙は見せずとも「ごめんね。」と手を合わせていたのが印象的です。
その他にも捕まえてきたメダカやヤゴを飼育したりもしました。
私も子供と一緒に学び、日本固有種のメダカが減り、外来種のカダヤシが増えていることなどを知りました。
外来種を育てるわけにはいけないので、メダカとカダヤシの見分け方なども調べました。
メダカの稚魚がとても可愛かったり、ヤゴがトンボになる神秘的な姿など、いつの間にか私が一番楽しんでいたかもしれません。
本・図鑑から学ぶ
次男が生き物が好きなため、我が家は気がついたら生き物関係の本だらけ。
載せきれませんが少しだけ↓
定番の図鑑は何度も開きすぎて、危険生物図鑑の背表紙はもうボロボロ。
今にもバラバラになりそうです(´Д`)
DVDも飽きずに何度でもひたすら見るので、我が家は図鑑はなるべくDVD付きを選ぶようにしています。
次男だけでなく、幼稚園のお友達など子供達全体に流行していたこちら↓
最強王図鑑シリーズです。
違うシリーズも映っていますが。
読んでいたら何でそうなる?って部分も多いですが、次男の特にお気に入りは水中最強王図鑑で、もう何度もテープで補強しています。
絵本も動物が出てくるものがお気に入り。
ざんねんな生き物図鑑シリーズも大好きですね。
読み聞かせていると大人もクスッとわらってしまいます。
我が家の本棚は他にも多くの生き物関係の本と長男の歴史関係の本で埋め尽くされています。
我が家の小さな本棚では限界があるので、あとはとにかく図書館を活用!
なぜ動物は暗闇で目が光るのか?みたいな本とか、外来種図鑑とか、深海生物図鑑、動物の寿命の本、昆虫のひみつが沢山書かれた本、生態系ピラミッドの本など、今まで次男が借りた生き物関係の本は200冊は超えたのではないでしょうか?
図書館が充実している地域に住んでいて本当に良かったと思います。
これらを細かい生息地とか持っている毒が何毒かまで全部私が読んであげなくてはならないため、私も好きにならないとやっていられません( ̄д ̄)
お気に入りのテレビ番組
次男が毎週欠かさず録画して見ている番組、それはNHKの『ダーウィンが来た!』。
毎週特集される動物が違って、何度でも見る回もあれば、1度見てすぐ消す回もあったりします。
次男が何にハマるのかは全く想像つかず、動物写真家の先生の特集が気に入ったり、定番のカブト虫クワガタ特集にハマったり。
民法のテレビ局でよく特集されるようなペットの映像も可愛いし癒されますが、ダーウィンが来た!は映像も素晴らしく、毎回新たな発見があり楽しいです。
今は見ようと思えばYouTubeでどんな生き物の映像も簡単に見ることが出来る時代ですが、生き物のチャンネルでも過剰演出の残酷なチャンネルなどを見てしまう可能性があるため、あまり積極的に見せてはいません。
生き物好きのメリット
次男が生き物を好きになって、生き物に詳しくなること以外にもメリットがありました。
・カタカナに強くなる
勿論私が読み聞かせるのですが、その後何度でも自分で本を開きます。
「これ何て書いてあるの?」と聞いてくるうちに次男はカタカナをほとんど読めるようになりました。
発達が少しゆっくりな次男ではありますが、自分で生き物の絵を描いて名前も書いたりするので、小学校で習う前に少しずつカタカナが書けるようになりました。
・生き物に派生して様々な知識をつける
例えば季節。
次男は春夏秋冬をよく理解していなかったのですが、チョウチョが飛び始める春!とかセミがないている夏!などと夏は暑くて冬は寒いなどを理解出来るようになってきました。
そんなこと普通にわかるってお子さんがほとんどかもしれませんが、次男の場合は生き物の助けがないと、もしかしたら小学1年生の現在でもまだあやふやのままだったかもしれません。
動物の生息地で沢山の国名が出てくるので、場所はわからずとも国の名前は沢山覚えた模様。
危険生物が好きなので、アナフィラキシーショックなんて難しい言葉も習得したようです。
・生き物との共存を理解しつつある
生き物関係の様々な本を読む中で、小学1年生でも、人間も地球上の生き物の1部であるとなんとなく理解出来ているように思います。
なぜこの動物が絶滅したのか、もしくは絶滅寸前なのかなどの本を沢山読んだためか、生き物がいなくなると人間にも影響が出ることなどを少しずつわかってきているのが凄いなと感心します。
好きなものが変わったり、増えたり
親としてはせっかくこちらも一緒になって楽しめるようになったし、欲を言えばテレビ番組の博士ちゃんに出てくるような、好きなことにとことん情熱を注ぐ子供になって欲しい!なんて夢みちゃいます。
でも長男もそうでしたが、あんなに好きだったことがすっかり忘れ去られ、もう次のことに夢中なんてことばかりです。
しかも子供は覚えるのはとても早いですが、小さいうちは忘れるのも早いなと感じます。
脳のキャパの問題だったりするのかな?
長男が小さなころ夢中だった電車なんて私は今でも結構覚えていますが、長男はほとんど名前を思い出せません。
それでも名前は忘れたとしても、その好きの派生から覚えた西日本東日本のくくりとか、電車の走る仕組みとか、今でも彼のためになっていることが沢山あります。
昔ほど恐竜の名前を言えなくても、どのように人類誕生に繋がっていったのかなどは昔のかすかな記憶と最近得た新たな知識を組み合わせて、私より余程理解していると思います。
次男も動物だけでなくキノコが好きになり、菌やウイルスに興味がわき、動物が持っていたり媒介するウイルスや寄生虫などにまで興味が広がっています。
おかげさまで私の知識も増える増える( ̄▽ ̄)
きっと次男も忘れていくことが多いと思いますし、興味もどんどんうつっていくと思います。
実際にポケモンとかマイクラとかこびとづかん等も大好きですしね。
でも関係ないようなそれぞれの好きだったことが彼の中で少しずつ繋がって、理解できることが増えていけば良いなと思います。
子供の『好き』に全力で付き合える時間は短い
嬉しいことでもありますが、成長とともに何事も一緒になって楽しまなくとも、子供だけでどんどん好きを開拓出来るようになっていきます。
長男にはもう読んであげる必要がないため、自分だけでどんどん歴史本や歴史漫画を読んで、どんどん詳しくなっていきます。
もう私が歴史を好きになる時間を待ってなどくれません。
まぁ長男はお喋り大好き人間なので、放っておいてもずーーーーっと歴史を語ってくれますが。
もう少し大きくなったら、最早自分の子供が今何を好きなのかもわからなくなるのかも・・・そう思うと子供の好きに全力で付き合えるのって、本当に短い時間だけなのかもしれません。
だから今は次男の好きなことになるべく全力で付き合っていきたいと思います!!
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