息子が自閉スペクトラム症と診断されるまで

1歳半健診 発達障害・発達凸凹

我が家の次男は2歳4ヵ月の時に自閉スペクトラム症と診断されました。
診断されるまでの次男の成長を振り返っていきたいと思います。
※長男は診断は受けていませんが、ADHD傾向が強い発達凸凹くんです。

少し違和感のあった0歳

誕生した時は勿論、私の頭に『発達障害』という言葉がよぎることは全くありませんでした。

最初に困った覚えがあるのは反り返り
ある程度大きくなると抱っこを全くさせてくれませんでした。
本当に寝そうで本人もよくわからなくなっている時以外、私や夫の胸や肩にもたれることはありません。
いつも反り返るんです。
イナバウアーみたいといえばイメージしやすいですかね?
縦抱きが嫌なら横抱きだ!と思っても、それでも反る・・・なんかもうまな板の上の活きの良い魚みたいに反り返るんです(´Д`)
お腹の中にいた時くらい体が丸まるように抱っこすると少し落ち着いた覚えがあります。
しかしこの抱き方は絶対に両手じゃないと出来ないので不便なんです。
抱っこ紐に入れるのも一苦労でした。

しかし反り返る赤ちゃん=発達障害ではないそうです
反り返りは赤ちゃんの意思表示だったり、成長段階だったりするそうです。
しかも我が家は長男も全く同じだったので、そこまで疑問に感じていませんでした。
発達障害と診断されてから、発達障害児は反り返る子が多いと後から知りました。
でもよそのお子さんが縦抱きにされて、お父さんやお母さんにもたれているのを見る度に『いいな~可愛いな~♡なんでうちの子は絶対にもたれてくれないんだろう?』とは思っていましたが。

もしかしたら背中の感覚過敏があったのかもしれません。
寝返りをマスターしてからは、起きている時は必ずうつぶせ(腹ばい)になっていました。
仰向けが嫌いらしく、オムツ替えも意地でも背中は床に着けません。
つかまり立ちが出来るようになってからは、必ず立ってオムツ替えをしていました。
外出先のオムツ台でも必ず立ちたがるので、いつもヒヤヒヤしていましたね( ̄▽ ̄)
しかしこれも長男が全く同じだったため、そこまで疑問には感じず。

 

衝撃の1歳半健診

1歳半健診

ご近所さん
ご近所さん

喋らない1歳児なんて大勢いるから大丈夫、あなた心配しすぎじゃない?

色んな人に何度言われたでしょう。
私もそう思っていましたし、二人目育児だったので焦りもそんなにありませんでした。
『もしかしてうちの子って障害がある?』そう感じたのは、1歳半健診でのこと

次男は1歳半健診の時、意味のある言葉は一言も話せませんでした。
不満がある時にサイレンのような声を発することはありましたが、基本的にいつも無言。
いざ健診会場に着くと、意外とどの子も呼べるんですね「ママ―」って・・・でも次男も2歳までには喋るでしょ!と自分に言い聞かせます。
保健師さんとの面談で私は明るく尋ねました。

 

私

この子もそのうち喋りますよね?

保健師さん
保健師さん

そうですね、言葉はそのうち出てくるかもしれないけれど・・・ちょっと気になるかな。

絶対に「気にすることないですよ、お母さん」と言ってもらえると思っていただけに私もビックリですよ( ゚Д゚)

保健師さんが気になった次男の様子はアイコンタクトが全く無いことでした。
保健師さんに人見知りをするわけでもなく、場所見知りをするわけでもなく、母親ばかり見るわけでもなく、そこにまるで誰もいないかのように一人だけの世界にいるような様子が気になるとおっしゃっていました。
恥ずかしながら言われるまでそんなこと思ったこともありませんでした。
でも言われてから考えてみると、息子は誰に挨拶されても全くそちらを見ることも無ければ、怖がって泣いたりもしたことがありませんでした。
今考えればなかなかにクールなベビー👶なのですが、当時の私はいつも誰にたいしてもニコニコな長男とは真逆で、誰にでも塩対応で喜怒哀楽少な目の次男が面白い!くらいにしか思っていなかったんですよね。
結局健診では2歳まで様子を見ましょうということになりました。

 

児童発達支援(療育)に通いだした2歳

2歳の誕生日を過ぎても1単語も出ていなかったため、市役所に自分から連絡しました。
やっぱり心配しすぎだと親族にも周りの人にも言われましたが、1歳半健診で保健師さんに言われたことがずっと気になっていました。

私の汚い字はさておき、これ↑母子手帳の2歳のページです。

息子はまだ1単語も出ていないのに2語文なんて・・・とかなり凹みました。
まわりのお母さん達が皆さんお子さんにママと呼ばれているのが羨ましくて、次男は私のことを母親だと認識しているのかなと不安で仕方ありませんでした。
保健師さんの発言について、母親が早くから不安になるだけだとせめる人もいましたが、早くから動いたため、結果的に信頼できる人気の療育施設に入れたので私は感謝しています。

結局次男が私のことを呼んでくれたのは2歳半。
長男が私のことを『お母ちゃん』と呼ぶので、次男も私のことを『ちゃんちゃーん』と呼んでいました。
療育の効果なのか、単に次男の発達成長速度だったのかはわかりませんが、2歳11ヵ月の頃には喋れる僅かな単語で2語文を喋り始めました。
と言っても、家以外で喋ることはまれでしたが( ̄▽ ̄)
療育についてはまた今度詳しく書きますね。

当時を振り返って私が不安に感じていたこと等を書き出すときりが無いのですが、簡単にまとめてみました↓

・靴下を絶対にはいてくれない
・階段を上手に登れない
・手をつないでくれない
・ジャンプが出来ない
・バイバイが横に振れない
・怖い時に耳をふさいで狭いところに入って出てこない
・「待って」「止まって」「やめて」などの注意を一切きいてくれない
・喋れる単語が少ないため、口数はかなり少な目。
・遊具で遊び始めると、全く母親の存在を確認しない。(よその子たちが「ママ見てー。」と何度も声をかけたり、親の存在を何度も確認する中、1時間以上たってもこちらを全く見ることなく遊び続ける)
こんな感じで、療育施設から紹介された病院で次男は2歳4ヵ月で自閉スペクトラム症と診断されました。

最後に

当時の私は「心配しすぎだよ」とか「そんなことより成長を喜ばないと」と誰に言われても、「そうですよね~心配性なもので(^^)」なんて言いつつ、心の中では『当事者じゃないからそう言えるんだよ!』と思っていて、毎日のように発達障害についてネット検索してはただただ凹んでいました。
現在は凹まないかと言えば、決してそんなことはありません。
でも周りの人が言うことも間違ってなかったかも・・・なんて今なら思います。
長男の成長や可愛かった言動・行動は一つ一つしっかりと覚えているのに、次男は出来ないことばかりに注目してしまって、可愛い時期のちょっとした成長や面白かった行動などがあまり思い出せません。
次男なりの成長をもっと喜んであげるべきだったと思いますし、可愛い年頃をもっと満喫すれば良かったと今は反省しています。
それでも当時の私にはあれが精一杯でした。
これからも日々母親として奮闘しながら、私も息子と一緒に成長していけたら良いなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も当時の気持ちだったり、現在の様子、療育のことや幼稚園のことなど、私なりに色々と書いていきたいと思います(*^^*)

息子が自閉スペクトラム症と診断された時のことも是非あわせてお読みください(*^^*)

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