小学5年生男子、発達凸凹長男の困りごと。

発達障害・発達凸凹

我が家の長男、現在小学5年生。
小学1年生からずっと普通学級(通常学級)に通っています。
そろそろ気難しいお年頃になってきた長男、今までや現在の小学校生活や家での困りごとをまとめてみました。

 

弟が診断されるまで、長男が凸凹キッズだと気が付かなかった

以前も他のページで書いた通り、長男は次男が病院で診断された際に『あてはまる項目に印をつけて下さい』といったアンケートがあったのですが、どの項目もどちらかというと次男よりも長男が当てはまることが多いと気が付きました。
その時からもしかして長男もそうなのかな?くらいには思っていましたが、言葉が出てこなかった次男と比較すると、当時の長男はそんなに困り感を感じていませんでした。
どちらかといえばお喋りも凄いし、絵本が大好きで、ちょっと忘れ物は酷いけど、あまり手のかからない子という印象でした。
とにかく自由な幼稚園で、やりたいことをすればいい!楽しく自由に!みたいな方針だったので、特に苦手なこと出来ないことが目立ちにくかったのもあるかとは思います。
今思い返すと、先生に給食を食べるスピードがマイペースすぎると言われていましたし、私が気が付いていないだけで本人は何か困っていたかもしれませんし、先生は何か感じていたかもしれません。
しかし卒園まで先生に発達に関して何か言われることはなく、小学校の入学前健診でも何もひっかかりませんでした。

 

 

小学校入学後の困りごと①忘れ物

小学校に入ると長男は苦手なことが多いのだと初めて気が付きました。
まずは忘れ物。
幼稚園の頃から、水筒を持ち帰ってこないなど多々ありましたが、小学生になるとそれが顕著になりました。
時間割は親が一緒に確認出来ますが、とにかく学校から持って帰ってこない
配られた手紙もその日の宿題も、宿題がかかれた連絡帳も、週末の体操着や上靴も。
「ちゃんと持って帰ってくるんだよ。」とどれだけ言っても、帰る時には忘れています。
メモを書いて渡しても、メモを失くすか見るのを忘れる。
毎日のように宿題を学校に取りに戻る日々でした。
高学年になった今、忘れ物は減ったのか?
残念ながら私は未だにあの頃と同じように毎朝「宿題持って帰っておいでね~。」と言って送り出し、毎日のように忘れてきます。
本人がどれだけ変わりたいと思っていても、親がどれだけ声をかけても、出来ないから『凸凹』なんだと私自身が最近ようやくわかってきました。

そして息子自身があまり放課後学校に取りに行かなくなりました。
恥ずかしいのかプライドなのか、理由は教えてくれません。
でも、取りに行かなくても自分でどうにかすることを覚えたなら良いかなと私も思えるようになりました。
朝行ってから急いで宿題をしたり、作文ノートを毎週末忘れるので、毎回原稿用紙に書いて出したり。
自分で何とかする術を見つけたのなら、それで良いのだと思います。

 

 

小学校入学後の困りごと②整理整頓

忘れ物だけでなく整理整頓も大の苦手。
「私も片づけるのは苦手なんです~。」なんてレベルではなく、学校の机の中は本当にぐっちゃぐちゃ。
机の中だけでなく上も、横にかかっているものも全てぐちゃぐちゃ。
クラスのみんなに「〇〇君の机はブラックホール。」と言われているくらい。
いつもパンパンに物が詰まっていて、もちろんプリント類はぐっしゃぐしゃ。
私は鉛筆を筆箱にしまうのは当然だと思って生きてきたのですが、息子はそうではないらしい。
ランドセルに直接鉛筆を入れて持って帰ってくるので、ランドセルの中が真っ黒に( ;∀;)
洗濯時に制服のポケットから鉛筆や消しゴムが出てくるのも日常茶飯事。
当然鉛筆にキャップなどつけ忘れていますし、ポケットに穴が開くし、刺さったら危ないからやめてくれ(´Д`)と毎日行ってるんですけどね。
整理整頓が苦手なため、失くし物も本当に多いです。
鉛筆、ネームペン、物差し、けしごむ、下敷き等、全て名前も書いてあるのに1年にどれだけ失くすねん!
文房具代はクラスで1番お金がかかっていると思う。
毎年クラスの落とし物箱に入っている物の9割が長男の物です。
もはや長男BOXなので、毎日必ずチェックするように言っています、忘れてしまうとは思いますが。
担任の先生に相談して、1週間に1回はクラス全員で行う整理整頓の時間を設けていただいています。
先生、いつも気にかけていただき本当にありがたいです!
参観日の度に思いますが、みんな整理整頓出来て素晴らしいな~と感動します。
もちろん全員がいつも綺麗なわけでは無いかもしれませんが、我が子はこんな時でも綺麗にするのが難しいのかと毎回密かに凹んでいます。

 

 

小学校入学後の困りごと③集中力の欠如

長男は好きなことにはとんでもない集中力を発揮します。
ゲームや読書などはどれだけ次の予定があっても、過集中でやめられず困っちゃうくらいです。
だからこそ読書量も凄くて素晴らしいのですが、困ることの方が多いのが現状です。
アラームなど全く耳に入らない様子。

そして学校で困るのは集中力の無さ。
本人は真面目で決して授業を聞く気が無いタイプではありません。
しかし、他の音や動きが目に入るとそちらに集中してしまって、授業を全く聞いていなかったなんてこともよくあります。
傍から見るとボーっとしているように見えます。
私は宇宙と交信モードと読んでいます( ̄▽ ̄)
なので書き込む形式のプリントやノートが全く書かれていないなんてことも多々ありました。
現在は先生に相談して、なるべく前がわの席にしてもらい(弱視なことも理由の一つです)、先生が長男がボーっとしていると気づいた時には、肩をポンッと叩いてもらったり、名前を読んでもらったりしているので、何も書いてこないという日はかなり減りました。

学校ではありませんが、家でボードゲームをしていた時のこと。
長男がしたいと言いだし、私と夫と長男の3人でボードゲームをしていて、まだ難しいので次男は横でテレビを見ていました。
するとボードゲーム大好きな長男が、全く興味の無い内容のテレビでも、目に入ってしまうともう宇宙交信モードです。
何度声をかけてもダメ。
そしてそのまま集中していないため、ボードゲームに負けてしまったショックでメルトダウンという、本人も家族も悲しく辛い時間になってしまいました。
長男のメルトダウンについては先日のページをご覧ください。

 

小学校入学後の困りごと④うっかり・不注意

長男はとにかく積極的。
当たり前かもしれませんが、先生に褒められるのが大好き!
まぁ褒められて嬉しくない人はそんなにないと思いますが、長男は異常に評価されるのが好きといいますか・・・なので係や実行委員など何でもやりたがります。
しかしいざ役割を与えられると、見事に仕事を忘れる( ̄▽ ̄)
周りから見たら、あんなに自分から立候補しといて!?って感じですよね。
先生には長男の特性を伝えてあるので、先生も優しく「〇〇君、△△し忘れているよ。」等と教えてくれますが、当たり前ですが通知表の『係の仕事を積極的に責任をもって行う』の項目はいつも悲しい結果で凹む長男。
プリントに名前を書き忘れたり、算数の式だけ書いて答えを書き忘れたりなどのケアレスミスも多いです。
よくぼーっとしていて(何か別のことに気をとられている状態)、そんなところぶつかる(゚Д゚;)って場所にぶつかったりもします。

 

 

小学校入学後の困りごと⑤感覚過敏

長男は感覚過敏があるようです。
小さい頃は子供ってこんなものかな・・・と思っていたことも、次男や他のお友達を見てきて、長男は感覚過敏があるのだと気が付いたのは小学校1年生の頃。
次男なら気にもしないような本当に少しの擦り傷でも大騒ぎします。
本人にとっては本当に辛いことなのだと思いますが、周りから見ると『なんてオーバーな(´Д`)』という感じなので、小さい内は周りの子や大人が何とも思わなかったり、微笑ましく見てくれることも、体が大きくなるにつれ不思議な目で見られることが増えました。
とても大騒ぎするので、先生やお友達が実は骨が折れたんじゃない?等と心配され、保健室から電話がかかってきて迎えに行き、おそらく感覚過敏のせいだろうな~とは思いつつも、念のため病院へ。
勿論骨が折れているなんてことはありませんでしたし、数時間後にはケロッと元気に遊んでいました。

長男の学校は今時珍しい制服がある小学校。
私立などではありませんよ。
感覚過敏で暑さがとにかく苦手な長男は私服より温度調整がしづらい制服登校に苦労しています。

よく言うのが「体は寒いけど頭だけ暑い!」という状態。
私にはあまり想像がつかないのですが、夫は小さな頃からたまになるらしく、本当に辛い状態のようです。
「頭を冷えピタで冷やしてみる?」等と提案しても、だいたい全て却下されます。
そしてそのままメルトダウンなんてことも( ;∀;)

 

 

感想

細かく書けば、長男の困りごとはもっともっとありますし、私が気づいてあげられていない困りごとも沢山あるでしょう。
大きくなるにつれて本人もしくは周りの大人の助けで、少しは対処出来るようになったこともあれば、私は息子に一生同じ声掛けをするんだろうな・・・と思うこともあります。
いつも前向きにお子さんと頑張ってらっしゃる親御さんを見ると本当に凄いなと思います。
私は勿論子供は可愛いですし、困っていることはどうにかしてあげたい!もしくはどうにか対処できる子にしてあげたい!と強く思っています。
それでもたまに、なんでうちの子はこんなに面倒なことを言うんだろう( ;∀;)、私はいったいいつまで同じ声掛けをし続けるんだろうと暗い気持ちになることもあります。
スモールステップどころか、ずーーーーっと同じに感じられて、どうしようもなく不安になります。
ダメな母親、嫌な母親だなと反省しつつ、沢山の出来るようになったことに目をむけて、明日からも頑張ろうと思う日々です。

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